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マンションのリノベーション費用はどれくらい?相場や内訳を分かりやすくご紹介

お役立ちコラム

中村 卓登

筆者 中村 卓登

不動産キャリア17年

家のこと、周辺のことから、住宅ローンや税金のことまで、迅速・丁寧をモットーに、全力で物件探しをサポートいたします。

マンションを購入し、自分好みにリノベーションしたいと考えたとき、「いったいどれくらいの費用が必要なのだろう?」と疑問に思うことはありませんか。リノベーションの費用は間取りや面積、選ぶ仕様によって大きく変わります。この記事では、マンションリノベーションの費用相場や、費用に影響するポイント、賢い予算の立て方や補助制度の活用方法まで、初めての方でも安心して理解できるよう詳しく解説します。理想の住まいを叶える一歩を、ぜひこの記事から始めてみてはいかがでしょうか。

費用の全体像と広さ・グレード別の相場

これからマンションを購入し、リノベーションをご検討中の方へ、まずは費用の全体像を把握しておきましょう。 マンションのフルリノベーションの相場は、間取りの広さによって以下のように目安があります。 1LDK(約20坪)で800万~1,200万円、2LDK(約25坪)で1,000万~1,500万円、3LDK(約30坪)で1,200万~1,800万円、4LDK(約40坪)で1,600万~2,400万円が標準的な範囲です。これはスタンダード~ミドルグレードの場合です。高級仕様にすると、さらにおよそ3~5割ほど費用が高くなるケースもあります。 また、平米単価で見ると、おおむね15万~25万円/㎡が目安とされ、60㎡でのフルリノベーションは、約900万~1,500万円程度が想定されます。 部分リノベーションとの比較も見ておきましょう。水まわりだけの改修では、キッチンだけで80万~250万円、浴室は60万~180万円、全部まとめても180万~500万円程度。これに比べて、フルリノベーションは高額ですが、全体を刷新できるメリットがあります。 以下の表に、広さ・グレード別の費用目安をまとめてご紹介します。

項目広さ・仕様費用目安
スタンダード~ミドル1LDK(20坪程度)800万~1,200万円
スタンダード~ミドル3LDK(約30坪/60㎡程度)1,200万~1,800万円(15万~25万円/㎡)
ハイグレード仕様同上(高級設備導入)約30~50%増し

このように、広さや希望する仕様によって費用の幅は大きく変動します。ご自身の希望と予算を照らし合わせながら、まずは全体の資金イメージを立ててみることをおすすめします。

費用に影響する主な要因とそのポイント

マンションのリノベーション費用に大きく影響する要因を整理しました。これからご購入を検討されている方は、以下のポイントを理解しておくと予算を立てやすくなります。

一つ目は、間取り変更の有無や配管・電気設備の老朽度です。大幅な間取り変更や配管の移設がある場合、費用は高くなります。また、築年数が経過している物件では、内部で配管劣化や漏水跡、構造躯体の劣化などが判明することがあり、その対応費用が追加で必要になることもあります 。

二つ目は、使用する設備・内装材のグレードです。一般的に「スタンダード」「ミドル」「ハイ」などグレードによって費用が異なります。例えば、スタンダードグレードでは床材は複合フローリング、水回り設備は標準仕様が中心ですが、ミドル以上では無垢フローリングや造作家具、高機能設備などを選ぶことになり、費用は増加します 。

三つ目は、マンション特有の制約による影響です。リノベーションできる部分は専有部分に限られ、壁式構造などの場合は間取り変更が制限される場合があります。また、管理規約によって水回りの配置変更や使用素材に制限があることもあります。さらに、工事中に仮住まいが必要になるケースでは、その費用も予算に含めておく必要があります 。

以下の表で、主な要因と費用への影響をまとめました。

要因 具体例 費用への影響
間取り変更・設備の老朽度 配管や電気配線の移動・交換、隠れた劣化対応 大きく増加する可能性あり
内装・設備のグレード 複合フローリング→無垢材、標準→ハイグレード機器 数十~数百万円の差が出る
マンション特有の制約 管理規約、構造制限、仮住まい 追加費用や工期に影響

予算を立てる際の考え方と費用内訳のポイント

マンションのリノベーションにおいて予算を立てる際は、工事費だけでなく設計費や諸費用、仮住まい費用などを含めた全体予算を考えることが大切です。例えば、工事費が900万円の場合、設計料や諸経費として追加で10~20%、すなわち90万~180万円を見込んでおく必要があります。さらに、仮住まいが必要な場合は、その家賃も加味する必要があります。このように、全体像を把握しておくことで、予算オーバーのリスクを避けやすくなります。

見積もりを確認する際は、以下のような内訳について明確な提示があるかどうかを確認しましょう。

項目具体例ポイント
解体・撤去壁や設備の撤去工事「一式」表記は避け、詳細があるか確認
水回り・電気/給排水工事キッチン・浴室・トイレの設備更新、配管・電気の工事どこまで含まれるか具体的に確認
設計料・諸費用設計・監理費、申請費、管理組合調整費など工事費に対して割合や内容が明示されているか

また、見積もりは複数の業者から取り寄せ、内容を比較することが重要です。見積書に記載される工事項目・単価・数量を詳細にチェックし、不明瞭な点があれば遠慮せず質問しましょう。複数業者の比較により、適正な費用感を把握できるだけでなく、対応の丁寧さや信頼性の判断にも役立ちます。

賢くリノベーション費用を抑える工夫とローン・補助制度の活用

これからマンション購入とリノベーションを検討されている方に向けて、費用を上手に抑える工夫や、ローン・補助制度の活用方法をご案内します。

まず、設備の選び方や工事範囲の工夫で費用を節約する方法として、省エネ性の高い給湯機(エコキュートなど)への切り替えにあたっては「給湯省エネ事業」により1台あたり最大で約5万円の補助を受けられる場合があります。また、断熱改修や高性能窓への交換には「住宅省エネ補助金」などで最大100万円程度の支援が得られるケースもあります。さらに、バリアフリーや耐震、省エネ、三世代対応などの工事では、所得税の控除(最大 62 万円程度)や固定資産税の減額が可能な制度もあります。これらの制度は国や自治体によって異なりますので、居住地域の最新制度を確認することが重要です。

次に、ローンの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。住宅購入とリノベーション費用をまとめて借りられる「住宅ローン(一体型)」は、金利が低く、返済期間も長く設定できるので総返済額を抑えやすいのが特徴です。一方で、すでにお住まいの物件にリノベーションを行う場合などには「リフォームローン(無担保または有担保)」が利用できますが、金利はやや高く、借入限度額や返済期間も短めです。

さらに、購入+リノベーションを一体でローン化する方法では、例えばフラット35(リノベ)などの固定金利ローンが選択肢に入り、長期返済による安定感が魅力です。借入額や返済期間、金利などを複数の金融機関で比較し、ライフプランに合った選択をするのが賢明です。

以下の表は、住宅ローン(一体型)とリフォームローンの特徴をまとめたものです。

ローンの種類 金利の傾向 返済期間・借入額 特徴
住宅ローン(一体型) 低め(0〜1%台) 長め(最長35年程度)、高額可能 物件購入+リノベをまとめて融資、総返済額を抑えやすい
リフォームローン 高め(約2〜5%) 短め(最長15年程度)、限度額は数百~1,000万円程度 担保不要のものも多く手続きが比較的簡単

最後に、これらのローンを活用して住宅ローン控除を受ける際のポイントとして、リノベーション費用に住宅ローンを利用し、工事費が100万円を超え、工事後の床面積が50㎡以上である場合、年末ローン残高の約 0.7%が所得税から控除可能です。控除期間は最大10 年で、併せて住民税からの控除を受けられる場合もあります。ただし、対象となる工事や条件は細かく定められているため、事前に確認が不可欠です。

以上のように、設備選びや補助制度の活用、適したローン選択と税制優遇の組み合わせによって、リノベーション費用を無理なく抑えつつ、理想の住まいづくりを目指すことができます。

まとめ

マンションのリノベーション費用の相場は、広さや仕様によって大きく異なりますが、しっかりと情報を整理し、見積もり内容を細かく確認することで、納得できる住まいを実現できます。費用に関わる要因や内訳、さらには補助制度やローンについても理解しておくことで、予算内で理想の住空間を手に入れることができるでしょう。計画の初期段階から具体的なポイントを押さえて動くことが、安心してリノベーションを進める近道となります。

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